せの付く言葉
かなわぬ恋をすること。
昔平安朝の頃、宮中の庭掃除の卑しい男が、
突風で吹き上げられた御簾(みす)の中で后(きさき)が芹を召上がっている
姿を見、それ以来、后に恋心を抱き、毎日、芹を摘んでは御殿の縁側に置き、
それを取りに姿をお現わしになるのを期待したが、その望みが果されないうちに、
この男は死んでしまった。家族は遺言によりその墓に芹を供えてやった。
これを献芹の故事という。
「枕草子」にも「我が身に芹つみしなど、おぼゆるこそなけれ」とある。

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